私の頃は3年生の10月にはリクナビもオープンしていましたから、
遅いなんてもんじゃないです。そもそも5社くらいしかみていません。
毎日ゲームセンターに通い詰めていて格闘ゲームに没頭していました。
大学が神田だったので秋葉原が近い。時間があれば必ず足を運ぶ。
だから気が付いたら毎日来ている。
お金はそんなに掛からないんですよ。
対戦型の格闘ゲームなので相手が入ってくれば、ずっとやっていられます。
100円で40連勝。1勝負5分として200分=3時間20分。100円で3時間以上は粘れる。
そうですね、ギャラリーがいると燃えますね。
まあ、好きなことにのめり込んだ時の集中力はあると思います。
そんな毎日を送る中、4年生だし、12月だし、
ということで親もさすがに心配し出しまして遅い就職活動を始めました。
大学は情報通信工学科。
高校も附属校で高校時代からプログラミングはやっていたのでIT系で探しました。
大学の就職課に行って求人票をみて、それで見つけたのがソリッドコミュニケーション。
当時は岩本町に会社があったので大学からも近かったんです。
ここに行ってみようと履歴書を送り、面接に行きました。
エントランスで企業の内線の電話口に立つことなんて、もちろん初めて。
この時点ですごく緊張してしまって頭が真っ白になりました。
面接はその倍以上の緊張。
その後、二次面接にまた行って
「あとでまた連絡しますが、合格ですよ」というようなことを言われたこと、
「嬉しい」「よかった」と思ったことしか記憶がないんです。
帰り道、大学まで歩く間に親に真っ先にメールをしました、「就職決まったよ」と。
心配していましたからね。すごく喜んでくれました。
格闘ゲームから一転して、現在の仕事は主にサーバーの構築。
夢中になると、そればっかりやる質なので面白いですよ。
そうですね、「仮想化」とか、かなり夢中になりました。
今までの自分の常識では1つのパソコンは1つのOSで動くものでした。
それが仮想基盤のソフトウェアを入れることで、1つのパソコンに複数のOSを入れることができる。
そのソフトを勉強した時は、家でもその環境を構築して、色々なシミュレーションをしました。
エース級になれば面白い。
現場で、自分が家でシミュレーションしておいたことが活きると、
やっぱり周囲からエース級の評価を得るわけです。
気持ちも盛り上がるし、仕事が面白くなりますね。
まあ、技術は得意なんですけど、顧客調整とかはあまり得意な方じゃない。
人みしりで、知らない人と話すのが苦手なんです。
でも基本的に現場はチームなので助かります。得意分野で補完し合えますからね。
自分の苦手分野を誰かが補ってくれるぶん、自分は得意な技術で貢献する。
そういう得手不得手をそのまま受け入れてくれている会社が
ソリッドコミュニケーションじゃないでしょうか。
入社前にホームページでみた「幸せのある会社」という言葉。
正直、ピンと来なかったのですが入社してみると、こういうことなのかなと思います。
一人ひとりを認めてくれているというか。
社員同士の関係だけでなく、会社の社員に対するスタンスも同じことが言えると思います。
経営と現場だって、それぞれが役割を担っている。
そういう意味で“制度”の充実は会社が社員に出来ることをしてくれているのだと思います。
休暇の申請とか、すごく出しやすいんですよ。
システムにテンプレート化されていて、それに入力するだけ。
休みが取りにくいっていう会社もあるんでしょうけど、
この会社にはそういう、しがらみはないですね。